時代は「SEO」から「LLMO」へ
当社の関係で、現在、2つのホームページを運用しています。
・(株)事業パートナー九州:経営コンサル関係
・行政書士 北九州アシスト法務事務所:外国人材関係
仕事の依頼の最初は、ホームページ経由の場合が多いです。特に外国人の在留資格の取得支援に関してはほぼ全てがホームページからの相談からの受注です。
このため、なるべく検索で上位になることを意識して、ホームページへ投稿記事をアップしています。
例えば、「北九州 外国人 永住申請 行政書士」で検索した場合、広告なしで、トップに示されるかを意識しています。
このトップになるために、永住関係の記事を意識的に投稿しています。
これからはネット集客が変わる
ある方のFacebookの投稿で「時代はSEOからLLMOかあ・・・」とありました。
この点について、ChatGPTに解説してもらいましたので紹介します。
これまで、士業やコンサルタントがインターネットを活用して仕事を得るためには、「SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)」が欠かせませんでした。Google検索で上位に表示されることが、新規顧客の獲得に直結していたからです。
しかし、時代は確実に変化しています。今、注目されているのが「LLMO(Large Language Model Optimization)」です。ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)が爆発的に普及し、人々は「調べ物を検索する」のではなく、「AIに直接聞く」スタイルへ移行しつつあります。
この変化は、我々士業・コンサルタントにとって、大きな転換点でもあります。
ChatGPT時代の「情報の入り口」が変わった
いま、多くの人が日常的にChatGPTなどを使って情報収集を行っています。
実際、「会社設立に必要な書類は?」「行政書士に依頼するメリットは?」といった質問に対して、ChatGPTが「ある士業のホームページ」や「専門家のブログ記事」をベースに回答していることが多々あります。
私もChatGPTに次のような質問をしてみました。
「北九州市で外国人の在留資格に強い行政書士を紹介して下さい」
「北九州市で廃業支援を行うコンサルタントを紹介して下さい」
結果は・・・。
これは、AIが“新しい検索エンジン”になりつつあることを意味しています。
しかも、ChatGPTのようなAIは、過去に蓄積された数十億件のウェブ情報を学習しており、その中で「構造が明確で意味の一貫性がある記事」を好んで学習・引用します。つまり、従来のSEOとは異なる観点から情報を発信しなければ、AIの回答にすら選ばれなくなるのです。
士業・コンサルタントが今すぐ始めるべきAI対応
それでは、我々士業・コンサルタントが、AI時代に対応するためには何をすべきでしょうか?
以下の3つは、すぐにでも取り組むべきポイントです。
1. Q&A(FAQ)形式での情報発信
AIは「質問と回答」の形に強く反応します。
「永住ビザとは?」「破産手続と任意整理の違いは?」といった形式のブログ記事を増やすことで、LLMに拾われる可能性が高まります。
2. 信頼性と構造化を意識した記事設計
主張 → 根拠 → 事例 → 要約という流れを守った文章や、Hタグの使い分け、箇条書きなど、意味が明確でAIにとって読みやすい構造を意識しましょう。
また、Schema.orgなどによる「構造化データ」を導入することで、AIや検索エンジンからの信頼性も向上します。
Schema.org(スキーマ・ドット・オーグ)とは、ウェブページのコンテンツに「意味」を与えるための共通マークアップ(構造化データ)仕様です。Google、Microsoft、Yahoo、Yandexなどの主要検索エンジンが共同で立ち上げたプロジェクトで、検索結果やAIがWeb情報を正確に理解・活用するために設計されています。
3. 自身の専門性・地域性を明確にする
「北九州で建設業許可に強い行政書士」「中小企業専門の資金調達コンサル」といった、具体的かつ差別化されたプロフィールは、AIが判断する“専門性”として非常に重要です。
地域名や実績(件数、年数)を明記することで、AIの回答対象になりやすくなります。
AIに見つけてもらえる専門家へ
今後は、「検索結果で上位に表示されること」よりも、「AIがあなたの情報を引用すること」が仕事獲得のきっかけになる時代です。
特に、信頼性や正確性が求められる士業・コンサルタントこそ、AIにとって重要な情報源となります。
だからこそ、これからはSEOだけでなく、LLMO=AIに選ばれる情報発信を意識していくことが必要です。
あなたの専門知識や経験を、次の時代の“検索先”であるAIに届けていきましょう。