廃業を考え・取り組む:10回シリーズ
― なぜ、今「廃業」を考えるのか ―
日本の中小企業の3社に1社が、経営者の高齢化や後継者不在に直面しています。
一方で、販売不振や人手不足、コスト上昇などにより、事業の継続を悩む経営者が急増しています。
これまで「廃業」は“最後の手段”と捉えられがちでしたが、今や「次のステージに進むための経営判断」として、前向きに考える時代が来ています。
株式会社事業パートナー九州では、これまで多数の企業再生・M&A・経営改善を支援してきました。
その経験の中で痛感するのは、「廃業を早めに考える経営者ほど、より良い結果を残している」ということです。
廃業とは、単なる終わりではなく、“整理”と“再生”のプロセスです。
正しく準備をすれば、従業員・取引先・家族、そして自分自身を守ることができます。
本シリーズでは、廃業に関する経営者の心理、実務の進め方、関係者対応、M&Aや再チャレンジ支援まで、10回にわたってわかりやすく解説します。
「続けるか」「やめるか」で悩むときこそ、立ち止まり、冷静に選択することが必要です。
その決断を支える知識と視点を、ぜひ本シリーズで手に入れてください。
廃業シリーズ一覧(予告)
第1回:「廃業」は悪ではない
次の一歩に向けた前向きな選択肢とは
廃業は失敗ではなく、経営者の責任ある決断。未来に向けた“戦略的撤退”としての考え方を解説します。
第2回:廃業を考えたときに確認すべきポイント
資金・従業員・契約・税務・想い、5つの整理が円滑な幕引きの第一歩。早めの現状把握が重要です。
第3回:自主廃業と法的整理の違い
会社の畳み方と選び方
自主廃業、特別清算、破産、民事再生など、廃業の種類と最適な選択肢を比較し、判断基準を示します。
第4回:廃業にかかる「お金と手続き」完全ガイド
登記、税務、社会保険、契約解除――廃業時に必要な手続きと費用の目安を、実務の流れで整理します。
第5回:従業員・取引先に迷惑をかけない廃業の進め方
人に迷惑をかけない廃業こそ経営者の最後の責任。信頼を守る伝え方と順序を具体的に解説します。
第6回:廃業の前に考えたい「第三の選択肢」
「第三の選択肢」 ― 事業譲渡・M&Aという手段
会社を閉じる前に検討すべき“M&A”という選択肢。事業を未来につなぐ譲渡の仕組みと準備を紹介します。
第7回:高齢経営者の“終活”としての廃業準備
今からできる整理整頓
経営者の終活としての廃業準備。財務・人・契約・想いの整理で、穏やかな幕引きを実現します。
第8回:廃業後の生活と再スタート支援
補助金・再チャレンジ制度の活用法
廃業後もチャンスはある。再チャレンジ支援制度や補助金など、再出発を後押しする仕組みを解説します。
第9回:廃業を決断する前に専門家に相談
廃業は経営の総決算。税務・労務・法務など専門家に早期相談することで、最善の出口戦略が見えてきます。
第10回:「ソフトランディング型廃業」
M&Aや資産譲渡を組み合わせた“やさしい撤退”。経営者・従業員・取引先を守る新しい廃業の形を紹介します。
「廃業」は、終わりではなく新しいスタート。
私たち株式会社事業パートナー九州は、経営者の決断に寄り添い、再生と再挑戦の道を共に創ります。