(当社の取組・第4回)出口戦略を「実行」に移す
~ 判断の先まで伴走する、事業パートナー九州の支援 ~
本シリーズでは、当社が今期の取組として位置づけている「出口戦略」という考え方について、4回にわたってご紹介しています。
第1回では、期初にあたり事業内容を再整理した背景として、中小企業経営の現場で「判断できない状態」が増えていることをお伝えしました。
第2回では、「経営改善」と「事業再生」の違いを整理し、言葉の定義を明確にすることが判断の前提になることを示しました。
第3回では、再生・M&A・廃業を比較し、経営者が判断できる状態をつくる仕組みとして「出口戦略診断」をご紹介しました。
最終回となる今回は、出口戦略診断で整理された判断を、どのように実行に移していくのか、そして当社の支援内容と料金体系を含めて、全体像をご説明します。
出口戦略は「考えて終わり」ではない
出口戦略は、結論を出すこと自体が目的ではありません。
実際の経営現場では、その後の実行段階で次のような課題が生じます。
・事業再生を選んだが、計画が現場で動かない
・M&Aを決めたが、交渉や条件調整が進まない
・廃業を決断したが、金融機関や取引先との調整が難航する
当社では、出口戦略を「判断」と「実行」を切り離さず、一体で支援するプロセスとして捉えています。
出口戦略診断後の3つの実行ルート
出口戦略診断の結果、経営者が選ぶ結論は、大きく次の3つに分かれます。
1 経営改善・事業再生を実行する
2 M&Aにより第三者に引き継ぐ
3 廃業により整理し、次に進む
当社の役割は、どの結論であっても否定せず、その選択が最も合理的に実行されるよう伴走することです。
再生を選んだ場合の支援
再生を選択した場合、当社は以下の支援を行います。
・事業・財務の詳細分析(DD)
・経営改善計画・事業再生計画の策定
・金融機関との協議・条件調整
・実行段階での進捗管理・軌道修正
計画作成だけで終わるのではなく、実行段階での意思決定や調整まで関与することが特徴です。
M&Aを選んだ場合の支援
M&Aを選択する場合、当社は主に売り手側のFAとして関与します。
・企業価値評価・売却条件の整理
・説明資料の作成
・買い手候補の探索・交渉
・成約までの伴走支援
無理な高値売却ではなく、現実的に成立し、円滑に引き継げるM&Aを重視しています。
廃業を選んだ場合の支援
破産を前提にしない「整理型支援」 を進めます。
廃業は「失敗」ではなく、状況を見極めたうえでの経営判断です。
当社では、次の点を重視した廃業支援を行います。
・債務整理の進め方の検討
・金融機関・取引先との調整
・資産処分・契約整理
・スケジュール管理
混乱を最小限に抑えるソフトランディング型の廃業を目指します。
サービス内容・料金のまとめ(目安)
以下は、当社が提供する主要サービスの概要と料金の目安です。
※いずれも案件内容・規模により個別にお見積りします。
| サービス内容 | 位置づけ | 期間の目安 | 料金の目安(税別) |
|---|---|---|---|
| 初回相談 | 課題・論点整理 | 60分 | 無料 |
| 出口戦略診断 | 判断のための有料診断 | 3〜4週間 | 30万〜50万円 |
事業再生・経営改善 | 再生計画策定・金融機関対応・伴走 | 6か月〜 | 月額20万〜50万円程度 |
| M&A支援(売り手FA) | 売却実行支援 | 案件ごと | 成功報酬型(着手金あり) |
| 廃業支援 | 整理・調整支援 | 3〜6か月 | 30万〜100万円程度 |
※M&A支援は、案件規模に応じてレーマン方式等を採用します。
※廃業支援は、債務・関係者数により変動します。
初回相談から実行までの流れ
当社では、次の流れで支援を行っています。
1 初回相談(無料)
悩みと判断ポイントの整理
2 出口戦略診断(有料)
再生・M&A・廃業の比較と判断整理
3 実行支援
選択された結論に応じた伴走支援
必要な段階のみのご依頼も可能です。
出口戦略を「一緒に考え、最後まで支えるパートナーとして」
当社が目指しているのは、経営者に代わって答えを出すことではありません。
経営者が自ら判断し、その判断を現実の行動に落とし込めるよう支えること。
それが、事業パートナー九州の役割です。
出口戦略は「終わらせるための戦略」ではなく、次に進むための設計です。
本シリーズが、経営判断に迷われている方の一助となれば幸いです。