松本社長の経営に役立つ話(10)借金の考え方
連載として、当社「(株)事業パートナー九州」の連携先の「(株)事業パートナーの松本光輝社長」のコラムを紹介しています。今回は第10回目です。経営のヒントとしてご活用下さい。
松本社長の紹介は最後に記載
借金の考え方
借金はどのように扱えばよいのでしょうか?経営者として重要なのは、会社の借金と個人の借金の違いをしっかりと理解することです。
会社の借金
会社の借金は、会社が倒産すればその時点で消滅します。しかし、借入に連帯保証人がいる場合は、その保証人が個人としてその責任を負うことになります。ですから、会社の借金をする際は、連帯保証の有無が重要なポイントです。
個人の借金
一方、個人の借金は本人が亡くなっても、相続人が責任を負うことになります。ただし、借金をした本人に財産がなければ、相続放棄をすることで借金を免れることができます。
借金の消滅
借金は、例えば銀行からの借り入れであれば、5年間一切の支払いがなく、新たな契約がされていない、裁判や差押えの手続きがなければ、法的に消滅することがあります。
借金の上限
借金には、その上限が考えられます。会社の場合は当期利益の10年分まで、個人は10年以内に返済できる金額までとされています。不動産購入のための借入では、20〜30年の返済期間が一般的です。また、住宅ローンには総量規制があり、借入者の年間手取り額の1/3以内である必要があります。
経営者としての心構え
経営者としては、個人の財布と会社の財布は厳密に分け、個人の財布は家族のために保持するべきです。商売を行う際には、可能な限り他人のお金を活用し、自己資本ではなく外部資本に依存することが望ましいです。また、事業承継においては、株価を下げることよりも、経営能力や人間力を育てることが重要です。
以上が、松本光輝が提供する経営に役立つ借金の考え方です。適切な借金管理と経営者としての賢明な判断が、事業の成功に繋がります。
当社「(株)事業パートナー九州」にご相談頂ければ、案件によっては「(株)事業パートナーの松本社長」と連携して事業再生・事業承継等に取り組みます。
<松本社長の紹介>
1948年生まれ。40年間飲食業を中心に7業種の会社を経営。
バブル崩壊時に「25億円」の負債を抱えるも5年で解消。自ら事業再生を経験。その時の知識・経験を活かして事業再生請負人として活躍中。
18年間で「600社以上」の事業再生に取組み、多くの苦悩する経営者を救済してきました。
また、「7,000名を超える税理士」が松本社長の「経営改善セミナー」を受講。
「危機に陥らない経営手法」を伝授しています。