松本社長の経営に役立つ話(27)社長の仕事:人脈形成
連載として、当社「(株)事業パートナー九州」の連携先の「(株)事業パートナーの松本光輝社長」のコラムを紹介しています。今回は第27回目です。経営のヒントとしてご活用下さい。
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社長の仕事:人脈形成
中小企業の経営者にとって、会社を継続・成長させるために「人脈作り」は非常に重要です。社長の重要な役割は、会社の外で情報を集め、人脈を形成することです。社長が外部とつながり、仕事を生み出すことが求められます。そうすることで、従業員は利益を生み出すための業務に集中できます。
社長が会社にいて従業員と同じ業務に取り組んでいて、誰が新しい仕事を獲得するのでしょうか。社長の椅子を温めるだけではなく、積極的に営業活動を行い、特に「トップ営業」と呼ばれる社長自らの営業が大きな効果を生むことを理解することが大切です。社長は商品やサービスについて熟知しており、即座に価格や条件の決定ができるため、取引先に非常に安心感を与えられます。
さらに、効果的な営業活動には「人脈」が必要です。人脈を広げることで、相手の会社が「欲しい、必要と考える情報」を先に得られ、適切なタイミングで提案できます。あの人は人脈が広い」「あの人の人脈は凄い」と評価される人は、情報やビジネスチャンスを得る可能性が高くなり、自分の仕事や人生に大きな影響をもたらします。
人脈作りを成功させるには、その目的を明確にし、戦略的に行動する必要があります。 いつまでもどの程度の人脈を形成するかを計画することが重要です。異業種に人脈を広げることも、新たなビジネスチャンスを見つける鍵となります。
人脈作りのポイントは「利他の精神」を持つことです。相手のために今、できるのかを考え、すぐに行動する姿勢が、信頼関係を見通し、長期的な人脈形成につながります。知り合い、ビジネスパートナーといった分類を行い、それぞれの関係状況に応じて行動を変えることも効果的です。
実践として、異業種交流会や同業種交流会、書籍の著者へのコンタクトなど、さまざまな場を活用することで、より豊かな人脈を築くことができます。人生の人脈作りと仕事の人脈作りは別ものととらえ、少なくとも10年単位で長期的に人脈を育てる意識が必要です。
中小企業の経営者にとって、人脈形成は正しい経営と利益に直結するものです。目先の業務に追われる前に、しっかりと長期的な視点を持ち、人脈作りを行って、会社の発展を図っていきましょう。
当社「(株)事業パートナー九州」にご相談頂ければ、案件によっては「(株)事業パートナーの松本社長」と連携して事業再生・事業承継等に取り組みます。
<松本社長の紹介>
1948年生まれ。40年間飲食業を中心に7業種の会社を経営。
バブル崩壊時に「25億円」の負債を抱えるも5年で解消。自ら事業再生を経験。その時の知識・経験を活かして事業再生請負人として活躍中。
18年間で「600社以上」の事業再生に取組み、多くの苦悩する経営者を救済してきました。
また、「7,000名を超える税理士」が松本社長の「経営改善セミナー」を受講。
「危機に陥らない経営手法」を伝授しています。
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