松本社長の経営に役立つ話(28)利益重視経営
連載として、当社「(株)事業パートナー九州」の連携先の「(株)事業パートナーの松本光輝社長」のコラムを紹介しています。今回は第28回目です。経営のヒントとしてご活用下さい。
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利益重視経営
こんにちは、株式会社事業パートナーの松本光輝です。今回は、これからの経営において重要な視点である「利益重視経営」についてお話します。
銀行の融資の考え方が大きく変わりつつあります。1990年のバブル崩壊まで、銀行は「会社がどれだけの不動産を持っているか」を重視していました。不動産を持っていた方が融資を受けやすかったです。
しかし、今は違います。銀行は「確実に利益を出せるか」に着目しており、キャッシュフローや将来の収益性が求められる時代です。
今までの事業性評価と今後の違いは
これまでは、過去3年間の財務諸表や不動産の保有、保証人、融資の償還年数、そして社長自身の健康状態などが融資の評価に含まれていました。
今後は、現預金の量、保証人や償還年数にこだわらず、向こう5年間の計画や事業承継者がいるかどうかなど、将来の収益性と継続性が重視されていきます。
利益重視経営の必要性
これからは「利益重視経営」を意識しましょう。 正しい経営をしていれば、必ず利益がついてきます。 しかし、多くの中小企業の経営者は、日々の業務に追われて、利益を生むための戦略を十分に練ることができていないのが現状です。利益を確保し、危機に備えるためには、現状を分析し、計画を立て、実行することが必要です。
未来のための経営を始めるとして、自らの収益性の見直しを行い、利益を安定的に生むための計画を立てましょう。利益を追求することで、持続可能な成長を実現できると信じています。
一緒に頑張りましょう。
当社「(株)事業パートナー九州」にご相談頂ければ、案件によっては「(株)事業パートナーの松本社長」と連携して事業再生・事業承継等に取り組みます。
<松本社長の紹介>
1948年生まれ。40年間飲食業を中心に7業種の会社を経営。
バブル崩壊時に「25億円」の負債を抱えるも5年で解消。自ら事業再生を経験。その時の知識・経験を活かして事業再生請負人として活躍中。
18年間で「600社以上」の事業再生に取組み、多くの苦悩する経営者を救済してきました。
また、「7,000名を超える税理士」が松本社長の「経営改善セミナー」を受講。
「危機に陥らない経営手法」を伝授しています。
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